見知らぬ天井

20年程前、見知らぬ場所で目が覚めた。

うるさい男の人の声がしたのだ。

 

ここはどこだ??

見知らぬ天井・・・エヴァみたい(^'^)

近くでわめくうるさい男

 

確か・・・お酒を飲んで帰ろうとしていたはず・・・

記憶はここまで。

 

その日から  しばらくの間、私は家に帰れなかった。

 

 

そう・・・  交通事故 に遭ったのだ。

 

意識が戻った時

隣のベットで一緒に飲んでいた友達が泣いていた(無意識)

うるさい男は反対側のベット、友達の彼氏(同じく無意識)

イタイ!イターーーーイ!!とわめいてた(^_^;)

 

当日、いつもと違う街で飲んだ。

いつもの街なら、朝方まで待って覚めたころ、車で帰宅(完全な酒気帯び(^_^;)

当時は罰則も厳しくなかったとはいえ、反省。。。何もなくて本当によかった。

 

だた、あの日は慣れない場所だからと

珍しくタクシーに乗った。

そのタクシーが事故に。

 

全身打撲、脳挫傷、股関節骨折、骨盤骨折

最初の1ヶ月は体を固定され、寝たきりだった。。。。

(肩から膝までの私の『型』をとられ、その中に入ったまま)

こんなことなら、飲酒運転で捕まった方がマシだったとさえ思った。

 

人生で初めての入院(4ヶ月)

休職期間(5ヶ月)

ついでに手術まで受けた(2回)

 

今日は阪神大震災の日

入院していた病院で仲良くなった子が震災の被害者だった。

(整形で有名な病院なのでわざわざ転院してきていた)

 

彼はあの日、駅にいたそうだ。

地震で割れた地面に足が落ち、挟まったまま地面が動いた。

結果、開放性骨折(傷口から骨が見える骨折)

足の裏の皮膚が駄目になり、皮膚移植を繰り返していた。

 

が。。。

人間の体のどこにも、足の裏の皮膚並みに固い皮膚はない。

『一生、足をついては歩けない』・・・ような事を言われていた。

 

あれから20年を超えた。

医学の進歩で彼が普通に歩けているといいなと思う。。

 

・・・背の高いイケメンくんだったのよね(*^^)